2021年02月24日

オルタネーターの簡易整備

こんにちは、八千代電気・高野です。


距離を乗ったら消耗部品の交換・整備で一安心

YDK FACTORY 『オルタネーター★ホっとパック』

■分解組立一式 : スリップリング研磨・修正/ブラシ交換/ベアリング(フロント/リア)交換

■対応:国産車及びフェラーリのDENSO製オルタネーター
* SCオルタネーターに付きましては構造上対応できない機種があります。
対応表等の資料が出ていませんので、都度確認となります。オルタネーターの現品ナンバーまたは車検証データ(初度登録/型式/原動機の型式/車体番号/型式指定番号/類別区分番号)を添えてお問い合わせください。(SCオルタネーター>>

ブラシ交換
左:新品
右:摩耗の進んだもの

回転部分に通電するためのカーボン製のパーツで、モーターや発電器などではその構造上欠かせない消耗部品。オルタネーターではコイルで発生した電流を取り出す重要な部分で、スプリングによりローターのスリップリングに常に圧接しています。回転による摩擦で摩耗が進むと充電量が落ちてきます。
スリップリング修正
上:摩耗の進んだもの
下:研磨・修正済み

ローターシャフト(心棒)の先端部に取り付けられた接点で、ここにブラシが常に圧接しています。回転/摩擦により摩耗します。
またブラシのカーボンも付着しますので、研磨して除去することににより導通性も回復します。
規定値を確保できる場合は研磨により凹凸を取りますが、摩耗が進んでいれば新品と交換となります。
スリップリング

ここまで摩耗が進んでいると研磨・修正は無理、新品と交換となります。(別料金)

構造上スリップリング単体での交換はできないため、ローターごと交換となります。
ベアリング交換
左(大):フロント/右(小):リア
下段が新品

回転摩擦を低減するために2重のケースの間にボールやローラーを組み込んだ部品で、オルタネーターではローターの前と後ろにそれぞれ取り付けられています。
ボールが摩耗してくると振動や異音が発生し、センターが狂って振れ出すと効率が落ち、ベルトの駆動にも影響が出ます。放置して万一破損すれば回転ロックという最悪の事態に至ります。



オルタネーターの簡易整備
国産普通車¥11,000(税込み)より


■注意事項

1.対応車種:国産車及びフェラーリのDENSO製オルタネーター
(その他の輸入車でデンソー・オルタネーター搭載車はお問い合わせ下さい。対応可能な場合もあります。)
対応可能なオルタネーターはデンソー製の物に限ります。トヨタ車以外も装着車両がありますので、わからない場合は車検証データ(初度登録/型式/原動機の型式/車体番号/型式指定番号/類別区分番号)を添えてお問い合わせください。

2.現状問題なく充電している(と思われる)オルタネーターが対象です。不具合が出ている場合は別途「修理」となります。

3.現在正常に作動していても、オイルやLLC等の漏れにより混入している物は対象外となります。(修理が必要です。)

4.脱着工賃は含まれていません。通常国産乗用車クラスで ¥3,000〜¥5,000程度ですが、レイアウトや作業工程によっては¥10,000ぐらいかかる物もあります。また特殊な例として、パワステポンプやコンプレッサーの脱着(当然ガス回収や真空引きも)が必要な車両もあり、その場合は別途お見積もりいたします。
* 車両の構造上脱着の困難な物はお断りさせていただく場合もあります。
* フェラーリについては脱着作業は対応不可となります。

5.遠方の方は現品をご送付いただいても結構です。ただし、申し訳ありませんが往復の送料はご負担ください。

6.パーツは常時在庫していますので、作業は1日、朝入庫していただければ脱着に問題ないお車は夕方にはお返しできます。現品送付の場合は、タイミングにもよりますが到着の翌日には発送できます。

7.リビルト/オーバーホールの場合と違い、製品保証はお付けできませんのでご了承ください。

8.料金の異なる車種(機種):
クラッチプーリ付きオルタネーター
クラッチプーリ及びキャップは再使用ができませんので交換となります。部品代が別途かかります。
。搭載車両、価格に付きましてはお問い合わせ下さい。(車検証データまたは現品ナンバーが必要です。)
* プーリを外した状態でオルタネーター単体での持ち込み/ご送付いただける場合はこの限りではありません。)
SC(セグメントコンダクター)オルタネーター¥13,000(税別)での対応とさせていただきます。搭載車両に付きましてはお問い合わせ下さい。(車検証データまたは現品ナンバーが必要です。)

八千代電気・高野でした。

posted by YDK at 13:16| Comment(0) | オルタネーター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月05日

オルタネータのオーバーホール

■充電系のチェック、オーバーホール
オルタネータで一番問題になるのは充電量の低下ですが、これは基本的な部分を電気を取り出すパーツ「ブラシ」という消耗部品に依存しているため避けて通ることができません。
画像は右が取り外した車の物ですが、ご覧の通りかなり摩耗が進んでいます。
前回もお伝えした通り、7〜8万キロを目安に充電量のチェック、10万キロ程度で他のパーツも含めたオーバーホールが望ましいということになります。

■インナーパーツ

大まかに分解した状態

スリップリングの摩耗

ベアリング内部
リビルト、オーバーホールにおいては構成部品を全て分解し、必要に応じて修理・交換します。

●例えばブラシが当たる部分スリップリングは規定値を確保できる場合は研磨により凹凸を取りますが、摩耗が進んでいれば新品と交換となります。

●ベアリングは内部のボールが摩耗すると異音が発生してきます。内部を油洗してグリスを詰め直せば再利用できるという考え方もありますが、当社では交換します。グリスはあくまでも潤滑剤で、ガタツキを保持することはできませんから。

●ブラシは消耗の激しい部分で、しかも電流を取り出す重要なパーツです。画像にあるように単体で新しい物に交換します。

●コイル関係は焼け付いて皮膜が損傷するとコイルの役目を果たしませんから、テスターで確認後異常があれば交換となります。

●ダイオード、ICレギュレータ等はこれ以上細かく交換や修理がきかない部品で、不具合があれば交換です。

他にもいろいろありますが、詳しくはHPをご覧下さい。
http://car-denso.net/ydk/rebuild/olta/1.html
スタータのリビルト作業は「From Pit」からどうぞ。
posted by YDK at 14:56| Comment(1) | TrackBack(2) | オルタネーター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年10月01日

バッテリーの交換

車の電気といえば定番のバッテリー交換。

HPコンテンツのブログ化を目指しているので(謎)、消えてしまわないようにこちらに移動しておきます。

続きを読む
posted by YDK at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 整備手帳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。